眉間のシワ

「そんなに難しい顔してると、眉間にシワができるわよ」

みたいなことを私たちはよく言うが、この忠告ばかりは、"迷信的"なニュアンスなどなく、だいたいいつも現実になってしまいます。

「ええ、私は眉間のシワを取りました」

ドロ沼の離婚劇を清算して、心機一転"出直し"の印のように、そう告白した女優さんがいます。

こんなに生々しいドラマのある"使用前、使用後"を見たのは初めてだったが、ここでつくづく思うのは、"眉間のシワ"だけは、いわゆる美容上のシワではないとしうこと・・・。

精神を集中させるとき、人は無意識のうちに眉間に神経を集めてしまいます。

目をつぶって何かを思う時も、人は眉間に映像を浮かべて考えを組みたてる。

その映像が、いつも自分の見たくないものや、暗くよどんだものだと、たぶん自然に、そのスクリーンである眉聞をゆがめてしまうのでしょう。

それを日々続けると眉間に不思議なヨレができる。

人がふつうの表情をしていたら、ここはヨレないし、単なる老化やお手入れ不足でも、ここはたるんだりしない。

だから、眉間のシワは人を老けさせるのではなく、人を怖くさせる。

そしてその怖い顔を日々鏡で見つづけてしまうと、だいたいの人は、自分をそういう人間と思い込む。

いちばん怖いのはここです。

まさに人生にかかわる悪循環。

自然にできた老化ジワではないシワは、顔だけでなく人柄までを大きく変えていくのです。

"眉間のシワ"を取った女優さんの、表情の明るさは、とても仕事の復帰への単なる戦略とは思えなかったし、家庭の問題を解消させたあとの清々しさとも違う、明らかに心が丸ごと入れ替わった結果の明るさだった。

眉間のシワばかりはお手入れでは直らない。

人生をかけて美容したいと言うなら、やはり生活を変えるか、手術で取ってしまうか、ふたつにひとつしかないのかもしれない。

レーザー シミ治療と一緒にシワ治療もしちゃうとかね。


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